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【日鉄住金物産】長期発行体,CP新規:A/安定的,J 1 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 17d0648

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http://www.jcr.co.jp/

17- D- 0648 201 7 年 10 月 27 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

日鉄住金物産株式会社

(証券コード:9810)

【新規】

長期発行体格付 A 格付の見通し 安定的 国内CP格付 J−1 ■ 格付事由

(1) 新日鐵住金の直系商社で、同社の持分法適用関連会社(17/ 3 期末議決権比率 36. 8%)。仕入面では新日鐵 住金グループの占める割合が約 7 割に及ぶ。鉄鋼事業では新日鐵住金グループの鋼材を中心に取り扱うほ か、同社への資機材や副原料の納入も手掛ける。また、鉄鋼以外にも繊維、食糧、産機・インフラといっ た事業に展開している。国内でコイルセンターを共同で運営するなど、三井物産との関係も緊密である。 (2) 主力の鉄鋼事業では、新日鐵住金グループのメーカー系商社として強固な事業基盤を構築している。国内

のひも付き取引を中心に収益の安定性は比較的高い。鉄鋼以外でも長い業歴を有する事業が多く、それぞ れの規模は大きくないものの、安定した収益力を有している。近時の収益が緩やかな改善基調を維持して いることに加え、三井物産の鉄鋼事業の一部を譲り受けることで、19/ 3 期以降さらなる拡大が見込まれ る。財務面では事業譲り受けに伴い有利子負債が増加する見通しであるが、その後は再び財務構成が改善 基調に復するとみられる。また、事業面に加え資本面や人材面も含めた新日鐵住金との緊密な関係が当社 の信用力の下支えとなっている。以上を踏まえ、格付を「A 」とし、見通しは「安定的」とした。

(3) 当社は 17 年 9 月 29 日、三井物産グループから鉄鋼事業の一部を 18 年 4 月 1 日付で譲り受けるとともに、 三井物産からの第三者割当増資を受けることなどによって、同社との資本関係を強化することで合意した。 これによって、鉄鋼事業では国内やアジアを中心に事業基盤の拡大が見込まれるほか、新日鐵住金グルー プにおける当社の取扱いシェアも上がる見通しである。また、当社が三井物産の持分法適用関連会社とな ることによって、海外を中心に同社との協業がさらに深まると予想される。今後、シナジー効果の発現に 向けた取り組みに注目していく。

(4) 18/ 3 期経常利益は 330 億円(前期比 6. 7%増)と増益になる見通しである。売上高の約 8 割を占める鉄鋼 事業では、前期と比べ鋼材価格が上昇していることを主因に収益は堅調に推移している。鉄鋼以外の事業 では、繊維、食糧事業が引き続き安定した収益を確保するとみられる。産機・インフラ事業は従前と比べ て収益水準がやや低下しているものの、事業分野が多岐にわたることなどを踏まえれば今後さらに落ち込 む懸念は小さい。国内を中心に鋼材需要は当面堅調な推移が見込まれることに加え、三井物産グループか らの事業譲り受けによって、19/ 3 期以降はさらなる収益の拡大が予想される。

(5) 商社ビジネスの特性上運転資金負担が重く、当社の財務内容は鋼材市況の変動などによる運転資金の増減 に影響されやすいものの、自己資本の拡充を背景に財務構成は緩やかな改善が続き、17/ 3 期末の自己資 本比率は 28. 2%(14/ 3 期末 22. 2%)、DE R は 1. 0 倍(同 1. 3 倍)となった。今後、三井物産グループから の事業譲り受けに伴う有利子負債の増加によって財務構成は一時的に悪化するものの、キャッシュフロー 創出力の向上に伴い改善に向かうとみられる。

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http://www.jcr.co.jp/

■ 格付対象

発行体:日鉄住金物産株式会社 【新規】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 A 安定的

対象 発行限度額 格付

コマーシャルペーパー 700 億円 J - 1

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2017 年 10 月 25 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:涛岡 由典

主任格付アナリスト:水川 雅義

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に「信用格付の

種類と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に、

「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「鉄鋼」(2012 年 3 月 26 日)、「親子関係にある子会社の格

付け」(2007 年 12 月 14 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) 日鉄住金物産株式会社

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、

当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラス

に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g- 7(a)

項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は J C R のホームページ(http: / / www.jcr. co. jp/ en/ )に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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